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ボーリング調査(標準貫入試験)とスウェーデン式サウンディング試験について

S造で一定規模、一定スパン以上の建築物の場合、ボーリング調査を行った方が良い理由、サウンディング試験のみではだめな理由

 

  1. サウンディング調査は、手軽に行なえ価格が安いことがメリットですが、簡易的な調査の為、構造設計上の制約があります。それが、設計地耐力120kN/m²(長期)の上限です。そのため、いくら地盤が良くてもこれ以上の設計地耐力で設計できず、不経済な基礎の設計になる可能性があります。

 

  1. サウンディング試験では土質がおおよそにしかわかりません。そのため、基礎下を柱状改良したい場合、その設計に支障が出る場合があります。例えば腐植土があると固まりにくく、固形剤の種類や量を変える必要があります。

 

  1. 比較的浅い深度でしか調査ができません。また硬い支持層の貫通が困難です。なので、硬い層が出て、一見支持層となりえそうな場合でも、その層圧が薄く、その下に軟弱地盤が続いている場合は、その層を貫通してしまうと、沈下の原因となります。

 

その他のリスクとして設計精度が下がることによる、手戻りのリスクがあると思います。

 

例えば、構造設計が完了し申請がおりたとします。その後の積算で金額が合わず、基礎を小さくできないか、地中梁を抜けないか、という話になった場合、確認申請は出し直しになりますし、構造設計の費用も追加分を頂く必要があります。

また、施工の段階で改良できない、配合試験の結果、見積もりの金額ではできない、という可能性もあります。

 

もちろん、サウンディング試験のみで基礎の設計ができないというわけでは有りません。

このようなことがある、というリスクことを承知の上で設計する分にはよろしいかと思います。

 

弊社の考えとしては、積算での手戻り、設計変更のリスクを考えると、最初からボーリング調査をされる方がよろしいと思います。

 

地盤に傾斜がある場合などは、複数箇所のボーリング調査や、ボーリング1ヶ所+サウンディング試験などと組み合わせるのが良いと思います。

どのような調査をしたほうが良いかはその土地の状況によりますので相談いただければと思います。

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